自由の自覚をもたない妻を解放しても駄目だとさとった。
上のセリフは結婚して、上流社会のしきたりのまま、死んだような生活をおくっている主人公がもらす感慨。心に残ってます。 これがまさにThe age of innocence
以下、ネタばれに近いので、またblackにしておきます。
さて、この主人公の妻は、彼が結婚を急いだのは、他に愛しい人がいるのではということを見抜くのだが、彼の強い否定の言葉に納得したふりをして、その後、なにもないかのような生活を続ける。 亡くなる前に息子に、「お父さんは、私のために、すきな人を諦めてくれたのよ」と言い残す。
妻なきあと、息子からそのことを聞いた主人公が、「それを理解してくれていたのが、妻でよかった」ともらう。
古い映画だけど、「娼婦ベロニカ」に続く、私の中の、映画ベストテンにはいりそうです。