2002年 フランス、他 05.08.08鑑賞 レンタルDVD
監督:Patrice Leconte
出演:Jean Rochefort, Johnny Hallyday
ある、田舎の駅に、謎めいた男が1人降り立つ。 アスピリンを買いに薬屋によるが、それが発泡剤だった。(外国は、たいていそうだと思ってたけど)。 居合わせた土地のかつての大学教授が、水をサービスするからと、家に連れていく。
唐突な出会いだが、まったく生活も性格も違うと思われる2人がお互いの中に、自分がかなわなかった、憧れのようなものを認めて惹かれあう。
以下、ネタばれ
途中省略、教授は望みのうすい脳腫瘍の手術へ、男は、死を覚悟の銀行強盗へ、同じ日に出発。 結局2人とも死ぬのだが、薄れゆく意識の中で、お互いの生活が交換して・・・
ほとんど、2人だけの登場。 しかしながら、短い時間の登場人物も、味のある、いい映画だと思う。
教授が留守の間にアルバイトで教えている生徒がやってくる。男は、代わりの授業を申し出る。 教材はバルザックの「ウジェニー・グランデ」
:男は帰らない、女は思い続ける、さぁ、この時代に、電話があったら女はどうすると思うかい?
:宿題ですか?
:そうだ。
私の少ない蔵書に、確か「ウジェニー・グランデ」あったな・・・
「谷間の百合」に深く感動した頃もあった。 電話があり、ネットがあり、携帯がある現代。 恋愛模様も当然かわってきますよね。 いつも、いつも、刺激を与え続けなければ、成立しない時代がやってきたのかもしれません。 映画と全然関係ない感想になってしまった。(^_^;