2004年 ロシア 06.02.21観賞 レンタルDVD
監督:Andre Zvyagintsev
出演:Iven Dobronravov
12年振りに突然戻ってきた父。
兄弟はなにがなんだか、わからない。
弟の反抗的な態度は、ほったらかしで、どこにいたかもわからなかった、父親に対する、甘えの裏返しか・・・
うまく甘えられないから、反抗するのだろう。
:今、別れたら、今度いつ戻ってくる? また12年後?
父親のいない生活に馴染もうとしていたのだろうが、多感な年頃で、それなりの葛藤があったのだろう。 それをいまさら、というところか。
兄は、いくらか、父の記憶があるのだろうか? 我が儘な弟に、手をやきながら、愛情をもって接している。
以下、ネタバレ
無人島にかくしておいたものがなになのか、それまで、父親がどこでどうしていたのか、まったくわからないが、謎は謎のままで、 父親が亡くなって、責任をもって、弟を、家に連れてかえらなければならなくなった兄が、突然、しっかりする。 最後は、カメラでとったフィルムを現像したであろう、シロクロ写真で、フラッシュバック
実によくありそうな場面。 横暴に命令口調で、振る舞う父。 それにたいして、息子は、父親にひかれながらも、不器用な対応しかできない。 ここは、是非とも、息子2人でなくてはならなかっただろう。
ここまで、自然に演技のできる息子役の2人に脱帽。 兄の役をした、役者さん、撮影した湖で事故で亡くなったとか。