知り合いから貸してもらった、NHKで放送された7話もの。
ナンバ歩き:
子役の文四郎が水桶を担いで、歩いている姿に、ナンバ歩きという言葉を思い出した。
昔は、肥え桶をみんなこんな風に担いでいたわけで、リズムが狂うと、飛び散る。
謡:
文四郎の結婚式に、与之介が高砂を上手に謡っていた。
お福:
着物をきて座っている姿が、とても素晴らしかった。
時代劇って、日本の伝統に対する造詣が深いほど楽しめるものなのでしょう。
時代の要求の中で生きながらも、一瞬一瞬の出会いを忘れずに、心にしまいこんで大切にしている、文四郎とお福。
これって、恋愛映画? だよね。
心のままに、生きることを許されない社会。 だからこそ、濃縮された瞬間の記憶がいつまでも残る。